出雲市 イズモオプティークのこと 2019/10/02
出雲の眼鏡店「イズモオプティーク」。

2012年に別館開館の折、拙作の会
店主の兵頭さんと企画しました。
その会は三週間程の会期でした。
毎日私は店頭に立ち、
お出でいただいた方、そして兵頭夫妻と
色々なお話をし様々な思いに浸り、至り。
それは今でも大切に想いだします。
思へば、この感覚で生きていくんだと
強く思った会でありました。

その時から、あっという間ですが
ずいぶん時間が経ちました。

そして
兵頭さんは今日も眼鏡を通して
日々の生活を送られる方々のそれぞれに想いを馳せ
店頭に立っておられる。

日常に何を届けるか。
生活に何を添えるか。

別館では生活の中のアイテム
照明、履物、そしてそこに
まだ少し先のこととなりますが
これから森脇製陶所の器が加わります。

イズモオプティーク別館の
空気に包まれた生活物品の表情に
皆様、どうかご期待ください。
| 納品のお知らせ | 10:03 |
製陶所 考える 2019年09月27日更新
20代の最初の頃に気付いて
それは小さな場所とか空間とか
小屋みたいな設える人の
無意識が反映されているという
そういう感じが嘘が無くて好きで
だから今でも製陶所は作陶する場所
とか仕事場という感じではなくって
居て自分が落ち着く
家族も落ち着いてほしいなという気持ちで
向き合っている
これからもそれは変わらない
そこから生まれてくるものが
すごくあって
自然に気付けば溢れ出てくる感情
それこそは
自分でも意図してなかった
なにか力を持った何かなのだと思う
いまそれを抱えて色々考え中
| 森脇靖日記 | 00:01 |
ご来訪 2019/09/23
今日は
尾道自由大学主催の会を受講された方々が
製陶所にお出で下さいました。

山奥の小さな製陶所。
しかも直前まで台風で大風。
どうなるかと思いましたが、決行でした。

皆様、熱心にご覧いただき、
お話も楽しく、あっという間の2時間でした。

山奥でいつもボソボソと考え思ってる事が
皆様と分かち合えて、嬉しい気持ちでいっぱいです。
勉強させていただきありがとうございました。

タブンですが、尾道自由大学のサイトかどこかで
今日の動画がご覧いただけるようになるかと思いますので
ぜひ。
| 森脇靖日記 | 00:21 |
一昨日と昨日、明日と明後日の間、今日。 2019/09/22
薪を割って、
それはもう一つとして同じものがない
それぞれの形を眺めながら。
乾燥させるために積み上げていくわけですが、
たとえばこれが全て同じ形であれば
予め全て計算や図面で
「このように収まる」と予測というか
頭の中で済むわけです。

これが少しずつみんな違うから
一つ積んでは、二つ積んではと
何となくの前後関係の上に
まさに今を積み上げていくわけです。
どう収まるかも、いつ積みあがるかもわからない。
でも自分を信じてコツコツやってみる。

あぁ気付けばこんなに積みあがっている。
その様子は、自分自身ではないですか。

一昨年、親友のz君に誘われ
藤森照信先生の講演会に出かけました。
先生はスライドを流しながらツラツラ話しておられる。
二十年くらい前に先生の講演会にお邪魔した際は
とても楽しそうに話しておられた記憶があったので、
正直少し残念な気持ちで、お疲れなのなかぁとか
思いながら聞いてました。
そのまま講演が終わって質問になった時
気付けば私、質問していました。

「先生は大地と建築の関係をいつもお話しておられますが
 今回のテーマ、江津市庁舎の大地との関係はいかがお考えですか」

先生。少し間を置いて、少し表情変えられて、
スイッチが入ったように色々お話を色々聞かせてくださいました。
嬉しくなって。

「では、先生の作品で、特に小さなものは
 浮いたり、揺れたり、潜ったり、動いたりしますが、
 このあたり大地との関係はいかがお考えでしょうか。」
と質問しました。

先生。暫く間を置いて、
また少し表情を変えられて静かに仰いました。

「私は沢山の建物を見て様々な感想を述べてきました。
言葉というのは光ですから。
様々な建築家の作品に容赦なくそういうことをしてきたわけです。
自分が作るようになって、思ったのは
表現というのは味噌とか醤油と同じで
暗いところでぷつぷつと発酵し、熟成するものだと思います。
ここに光、日光など当ててしまえば発酵は止まってしまう。
そういう考えがあって、
自分の気持ちに、表現に光を当てることは、
言葉にすることはしていません。
散々やっといて、アレですが。」

というふうなことを仰いました。
一年以上前の事なので細かくは書けませんが、
心にのこっていることを記せばこうなります。

色々あるけど
どれだけこの先生の言葉に励まされたか。

藤森先生ありがとうございます。
そしてz君ありがとう。

藤森照信
| 森脇靖日記 | 09:44 |
素材感 20190916
「ここで遊んではいけません」と
手の平をこちらに向けた
ヘルメットをかぶった男の人の絵が描かれた立札。
建築用、土木用資材を置いてある場所が
ちいさな頃から大好きで。
錆びた鉄の型枠とか。割れたコンクリートとか
グレーチングとかヒューム管とか。
そういうところをずっと眺めたり
時に入って遊んでしまうくらい好きだった。

置かれた巨大な資材と資材の隙間から
樹とか草とか生えてきてて、みたいなのもまた好きで。
どちらかというと長い間
放置された資材置き場が好きで。
そういうところで妙に気持ちが落ち着いていたことを思いだす。

なんだろ
本来目的があって生まれてきたものが
使われずに放っておかれる不思議な寂しい、
だけどだからこそこの場が出来たよ。
という。

この年になっても
そういう場所を見つけたりするとドキドキする。
好きは変わらない。

| 森脇靖日記 | 22:47 |
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