製陶所 考える 2019年09月27日更新
20代の最初の頃に気付いて
それは小さな場所とか空間とか
小屋みたいな設える人の
無意識が反映されているという
そういう感じが嘘が無くて好きで
だから今でも製陶所は作陶する場所
とか仕事場という感じではなくって
居て自分が落ち着く
家族も落ち着いてほしいなという気持ちで
向き合っている
これからもそれは変わらない
そこから生まれてくるものが
すごくあって
自然に気付けば溢れ出てくる感情
それこそは
自分でも意図してなかった
なにか力を持った何かなのだと思う
いまそれを抱えて色々考え中
| 森脇靖日記 | 00:01 |
ご来訪 2019/09/23
今日は
尾道自由大学主催の会を受講された方々が
製陶所にお出で下さいました。

山奥の小さな製陶所。
しかも直前まで台風で大風。
どうなるかと思いましたが、決行でした。

皆様、熱心にご覧いただき、
お話も楽しく、あっという間の2時間でした。

山奥でいつもボソボソと考え思ってる事が
皆様と分かち合えて、嬉しい気持ちでいっぱいです。
勉強させていただきありがとうございました。

タブンですが、尾道自由大学のサイトかどこかで
今日の動画がご覧いただけるようになるかと思いますので
ぜひ。
| 森脇靖日記 | 00:21 |
一昨日と昨日、明日と明後日の間、今日。 2019/09/22
薪を割って、
それはもう一つとして同じものがない
それぞれの形を眺めながら。
乾燥させるために積み上げていくわけですが、
たとえばこれが全て同じ形であれば
予め全て計算や図面で
「このように収まる」と予測というか
頭の中で済むわけです。

これが少しずつみんな違うから
一つ積んでは、二つ積んではと
何となくの前後関係の上に
まさに今を積み上げていくわけです。
どう収まるかも、いつ積みあがるかもわからない。
でも自分を信じてコツコツやってみる。

あぁ気付けばこんなに積みあがっている。
その様子は、自分自身ではないですか。

一昨年、親友のz君に誘われ
藤森照信先生の講演会に出かけました。
先生はスライドを流しながらツラツラ話しておられる。
二十年くらい前に先生の講演会にお邪魔した際は
とても楽しそうに話しておられた記憶があったので、
正直少し残念な気持ちで、お疲れなのなかぁとか
思いながら聞いてました。
そのまま講演が終わって質問になった時
気付けば私、質問していました。

「先生は大地と建築の関係をいつもお話しておられますが
 今回のテーマ、江津市庁舎の大地との関係はいかがお考えですか」

先生。少し間を置いて、少し表情変えられて、
スイッチが入ったように色々お話を色々聞かせてくださいました。
嬉しくなって。

「では、先生の作品で、特に小さなものは
 浮いたり、揺れたり、潜ったり、動いたりしますが、
 このあたり大地との関係はいかがお考えでしょうか。」
と質問しました。

先生。暫く間を置いて、
また少し表情を変えられて静かに仰いました。

「私は沢山の建物を見て様々な感想を述べてきました。
言葉というのは光ですから。
様々な建築家の作品に容赦なくそういうことをしてきたわけです。
自分が作るようになって、思ったのは
表現というのは味噌とか醤油と同じで
暗いところでぷつぷつと発酵し、熟成するものだと思います。
ここに光、日光など当ててしまえば発酵は止まってしまう。
そういう考えがあって、
自分の気持ちに、表現に光を当てることは、
言葉にすることはしていません。
散々やっといて、アレですが。」

というふうなことを仰いました。
一年以上前の事なので細かくは書けませんが、
心にのこっていることを記せばこうなります。

色々あるけど
どれだけこの先生の言葉に励まされたか。

藤森先生ありがとうございます。
そしてz君ありがとう。

藤森照信
| 森脇靖日記 | 09:44 |
素材感 20190916
「ここで遊んではいけません」と
手の平をこちらに向けた
ヘルメットをかぶった男の人の絵が描かれた立札。
建築用、土木用資材を置いてある場所が
ちいさな頃から大好きで。
錆びた鉄の型枠とか。割れたコンクリートとか
グレーチングとかヒューム管とか。
そういうところをずっと眺めたり
時に入って遊んでしまうくらい好きだった。

置かれた巨大な資材と資材の隙間から
樹とか草とか生えてきてて、みたいなのもまた好きで。
どちらかというと長い間
放置された資材置き場が好きで。
そういうところで妙に気持ちが落ち着いていたことを思いだす。

なんだろ
本来目的があって生まれてきたものが
使われずに放っておかれる不思議な寂しい、
だけどだからこそこの場が出来たよ。
という。

この年になっても
そういう場所を見つけたりするとドキドキする。
好きは変わらない。

| 森脇靖日記 | 22:47 |
森は樹 2019/06/01  ※2019年 8月 18日 追記
「深呼吸」という冊子が邑南町定住促進課より発行されました。

森脇靖

邑南町は「木育」を推進しているのですが
木のある暮らしという視点でこの冊子は作られました。創刊号です。
私達家族の製陶所での様子とか考えとか、掲載いただいてます。
邑南町内各所でご覧いただけますので来邑の際は是非。


2019/06/02追記
フリーペーパーですが発行部数は少なめです。
そんな中で
様々な反響があり不思議に感じております。ありがとうございます。
写真家の足袋井様が撮影くださったのですが
あがってきた写真をみて、我が製陶所や妻子、自分自身を
初めて客観的に見られたような気がしました。

そういうこともあって色々考えたのですが
製陶所にお立ち寄りいただける時間など
改めて考えなおしてみようと思います。
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| 森脇靖日記 | 22:02 |
白 2019/05/21
暖かくなってきたなと思っていたら
次男のアレルギーの事で混乱し
気付けばこんな季節になりました。
受け止めることができるつもりで
身構えてはいましたが
その踏ん張り方というか姿勢そのものが
違っていたような感覚で、
でもいろいろ繰り返し考えたりしていると
わかりきったことですが
もうそのように生きていくしかないのです。

出来ることは今を見つめること、
本気で目の前の命を見つめること。
そうすることで私は私です。

過去とか現在とか未来とか。
よく考えたらわかりません。
誰がそんな考え方を生み出したのか。

製陶所の事ですが
もう何年も前に移植したエゴの木が
数年前から花を咲かせ始めました。
去年も、数輪とか僅かでした。

ところが今年はどうでしょう!
もう数え切れないほどの蕾がついてます。
何日も前に気付き、毎日本当に嬉しくて嬉しくて
うっとりと蕾の数々を眺めています。

もうすぐ咲きそうです。
あぁ、本まに楽しみだ。
家族で見たいと思います。
次男よう生きとった。
花見だ。
| 森脇靖日記 | 17:05 |
大きく広がっていくというイメージではなくって小さなものが繋がっていくというふうな
2019-02-24
いつも山奥でじっとしていて主に会話するのは
妻だったり、三人の子どもだったり。
そこでのやり取りがずっと続いている中で、
出かけた先、果たしてコミュニケーションできるのか。

不思議なまま、答えの出ないまま。

でも大切にしたい風景や長い間掛かって整えた、整えている
場があって、そこで生きて、器を作っていて。
そして生活を考えて。

広がろうとする不安は、身近な大切な物事を思うと
広がらなくなります。
そうやって考えていると田中氏と話していた
「小さな暮らし」というものが自分の中の事であって
それは大きく広がるものでなく広げるものでもなく
何か中心の方へ小さく広がっていくイメージだと気づきました。
そして
それは何か純粋に繋がっていく力を持っているような
言葉にできませんが、そんなことをふと思いました。

| 森脇靖日記 | 23:44 |
小さな暮らしの集まりがNOLKにもたらしたこと
2019-02-28〜書き足したり消したり



田中夫妻が大切にされる
一人の人間としての喜びを
ご縁の中で共有しましょうよ。という姿勢。
目の前に出される一皿には
食材や器や空間、そしてそれを取り囲む人間の存在を
そのまま肯定しているような気持よさがあります。

それを体感し、でもそれは、単にもてなしではなく
皆でいなければ成り立たないライブ。

田中夫妻の背中越しに皆さんの食事の様子を拝見していると
器の作り手として、また新たな心境になりました。

ノーク食堂
2019-02-12

3日の間に、
多くの方々のそれぞれの生活の柄が重なり合ってNOLKに広がりました。
私もその一人だったと思うと、本当に嬉しい。
またゆっくりと、記してまいります。

NOLKインスタグラム1
NOLKインスタグラム2
森脇靖ブログ
2019-02-15

小さな暮らし」を通して気付いたこと
それは
「よそいき」では触れることのない各々の表情。
森脇靖

これは、此度の会で初めて焼き上げた雰囲気のものですが
来待石と益田長石を使い続けてきて
言葉にするのは難しいのですが、
田中氏の生み出した場の中で
お越しの方々の手の中にある拙作、
この器を眺めていると
以前記した「誰に届けるのか」という事を
思いだしました。

これです。この日記ですね。

ここに集うであろう方々を
想いながら作っていたことを今になって気付きました。
奥様の料理をくちにされる様子、ご一緒させていただきながら
器を好きで作り続けている自分の居場所が
製陶所だけでなく、ここにもあったんだなぁ、と。
とても嬉しかったんです。

おこしくださった方々には大切なことを
気付かせていただきました。
ありがとうございます。





田中夫妻が積み重ねてきたものがそのまま包み込む空気を醸し、私はそこに三日間居ました。
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| 森脇靖日記 | 15:18 |
2019/01/18
森脇靖

森脇靖
| 森脇靖日記 | 13:45 |
2019/01/13


| 森脇靖日記 | 22:22 |
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